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COVID後のダイビング適性ーアップデート

症状のタイプと重症度に基づいてダイビングへの適性を決める新しいガイドライン

会員の問い合わせやダイバーに対するCovid-19の影響に関して理解が進んでいること、また、ワクチン接種者にさまざまな亜型が見られることに対応して、DANヨーロッパの医学チームは2021年4月に公表したCovid-19罹患後のダイビング復帰についての勧告をアップデートしています。
特に、ダイバーメディカル・スクリーン委員会(DMSC)は、DAN、世界レクリエーショナル・スクーバトレーニング協議会(WRSTC)、水中・高圧医学会(UHMS)および世界水中連盟(CMAS)と共同で、最近そのスクリーニングシステムを改定し、以下に検討されるように、ダイバーにとって問題になりそうな症状に焦点をあてています。
潜水前に医学的に評価された健康上の懸念や問題が、誰にとっても本質的問題であることに注意してください。疫学的状況は常時進化しており、本文書もさらに変更あるいはアップデートされる対象となる可能性があります。

Covid-19の臨床症状によって、ダイバーを4つのグループに分けることができます。

グループA
•無症状、あるいはわずかな症状(鼻づまりや喉の痛みはあるが、熱や咳、不快感、頭痛、筋肉痛のないもの)で、臨床症状が一過性のもの
oその場合は、回復してから 7日間はダイビングをしないようにしてください。
o治療した医師のメディカルチェックを受けた方がよいのは、通常の肉体的および精神的能力が回復していないと感じられる場合です。

グループB
•軽い症状(表#1参照)、これは入院や抗ウイルス剤、抗生物質、ステロイド、あるいは、ヘパリン治療が必要なかったもの
•こうした例では、かかりつけ医または潜水医学専門医に回復後10日経ってから臨床評価をうけるように勧めます。この評価には、ダイバーの年齢、ダイビングのリスクファクターと認められるあらゆる状態、ワクチン接種の状況を考慮すべきです。

グループC
•中程度の症状(表#1参照)があったか、そうでなければ、SARS-CoV-2のために入院や抗ウイルス剤、抗生物質、ステロイド、あるいは、ヘパリン治療が必要であったダイバー

グループD
•重症または重篤になったダイバー(表#1参照)。

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